エコチューニングとは?

エコチューニングとは?

○「エコチューニング」とは、脱炭素社会の実現に向けて、業務用等の建築物から排出される温室効果ガスを削減するため、建築物の快適性や生産性を確保しつつ、設備機器・システムの適切な運用改善等を行うことをいいます。

<運用改善の例>・熱源、空調システムを適切に調整(換気量の適正化など含む)・運転パラメータ(圧力、流量、温度)設定・冷温水ポンプ圧力の調整・蒸気ボイラー圧力の調整 等

○「エコチューニングにおける運用改善」とは、エネルギーの使用状況等を詳細に分析し、軽微な投資で可能となる削減対策も含め、設備機器・システムを適切に運用することにより温室効果ガスの排出削減等を行うことをいいます。

○「エコチューニング」は環境省の登録商標であり、環境省が進める脱炭素事業です。

エコチューニングで変わる建物管理

エコチューニング業務を日常管理に取り入れることで、継続的な消費エネルギーの削減を実現できます。

エコチューニング事業について

~ビルメンテナンス事業による脱炭素社会の実現~

2020年10月26日、菅内閣総理大臣は所信表明演説で、2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指すことを宣言し、省エネルギーを徹底し、再生可能エネルギーを最大限導入するとともに、長年続けてきた石炭火力発電に対する政策を抜本的に転換することが表明されました。

ビル経営を脱炭素化するには、建築物の消費エネルギーを最大限減少させた後に、再生可能エネルギーへの転換が求められています。日常の建物管理で蓄積したエネルギー情報を、設備更新時、断熱改修時、エネルギー転換時に活用できるエコチューニングは、建築物をZEBに導くためのLCMに貢献します。

【関連リンク】 環境省-エコチューニングビジネスモデル確立事業

エコチューニングビジネスモデルについて

エコチューニングビジネスモデルは、業務用等建築物において、初期投資の必要な大型最新設備の導入によることなく、既存設備・システムの適切な運用改善等によってCO2 や光熱水費の削減を実現することで、関係者のWin-Win を目指す、新しいビジネスモデルです。

このビジネスモデルは、2パターン想定されており、 従来の設備管理業務にエコチューニングを業務仕様に追加し、業務委 託費として対価を得る【固定報酬型】とエコチューニングにより削減した光熱水費の一定額・一定割合を対価として得る【成果報酬型】となります。

どちらのビジネスモデルもエコチューニング事業者への報酬は、主に光熱水費の削減額の中から賄うことが可能なため、ビルオーナーにとって負担・リスクの少ないビジネスモデルです。

地方自治体の皆様へ

エコチューニングの導入に向けて、地方自治体の方との意見交換の際に寄せられた意見・質問事項などを踏まえて、「地方自治体向け エコチューニング導入に関するQ&A」としてまとめましたので、是非ご参考ください。

(例.Q)公共施設でのエコチューニングによる設備管理とは、従来の設備管理とどのように違うのですか?どのように進めるのですか?

(例.A) 従来の庁舎等の設備管理は、マニュアル等で定められた手順に従って設備を適切に管理することが目的です。エコチューニングによる設備管理では、日常の庁舎等における設備管理にエコチューニングを付加することになります。具体的には、エコチューニングでは、詳細なエネルギー使用量等の分析のもと、快適性や生産性を損なわず、省エネルギーの観点から運用改善を行います。

エコチューニングの実施手順(例)としては、(1)エネルギー使用状況の詳細分析、(2)エコチューニング計画策定、(3)エコチューニングによる運用改善の実践、(4)成果報告と改善提案を一体的に実施、庁舎等の管理者と協議しながら、PDCAで推進します。第一種、第二種のエコチューニング技術者が連携して、日常の管理を計画と日頃のデータによりきめ細かく実践できるものです。