技術者認定制度

2021年度エコチューニング技術者資格講習会について

1.エコチューニング技術者資格認定制度とは

「エコチューニング®」とは、低炭素社会の実現に向けて、業務用等の建築物から排出される温室効果ガスを削減するため、建築物の快適性や生産性を確保しつつ、設備機器・システムの適切な運用改善等を行うことをいいます。

2016年にエコチューニング技術者資格認定がスタートして5年、1,400名を超えるエコチューニング技術者が誕生し、全国で活躍しています。

2020年10月、内閣総理大臣の2050年カーボンニュートラル・脱炭素社会実現宣言以降、政府は脱炭素化の研究開発に2兆円規模の基金を準備し、企業の脱炭素のための設備投資にも優遇税制を適用することが決まりました。この2021年以降の経営環境の変化によって、様々な企業からも事業経営の脱炭素実現に向けた事業戦略が打ち出されることになります。

エコチューニングによって、建物が消費するエネルギーを最小限にまで絞り込む。この前提を抜きに、26億3,000万㎡を超える事業用建物ストックが消費するエネルギーを、再生可能エネルギーに切り替え、建築物を脱炭素化することはできるでしょうか。その社会的な役割を担うのはエコチューニング技術者です。

本資格認定制度は、エコチューニング推進センターが認定するものです。認定技術者は、エコチューニングの実践の担い手となる技術者であり、「エコチューニング技術者」の名称と「エコチューニングロゴマーク」が使用できる唯一の資格です。

さらに、認定を受けられた方は、ご本人の希望により資格者名簿に掲載し公開いたします。

日常の建物管理を脱炭素に導く、エコチューニング技術者の技術力がますます必要になります。エコチューニングにより業務用等建築物の脱炭素化を実現し、地球温暖化防止に貢献できる技術者を目指し、多くの方にチャレンジいただきたくご案内申し上げます。

2.エコチューニング技術者資格認定制度の運営

エコチューニング技術者資格認定制度は、エコチューニング推進センターが運営しています。

エコチューニング推進センターは、環境省が策定した「エコチューニング認定制度運営ガイドライン」に基づき、エコチューニング認定制度を運営するための事務局であり、公益社団法人全国ビルメンテナンス協会が選定されています。

3.エコチューニング技術者資格の種類

エコチューニング技術者資格認定制度には、「第一種エコチューニング技術者」と「第二種エコチューニング技術者」の2種類の資格があります。「第一種エコチューニング技術者」は平成28年度から開始された「エコチューニング事業者認定制度」において、事業者認定を受けるための必須資格として定められています。また、「第二種エコチューニング技術者」は第一種エコチューニング技術者の指導に基づき、エコチューニングを実行する現場配置の技術者として位置づけられています。

第一種エコチューニング技術者

建築物におけるエネルギーの消費実態や特性を把握した上で、設備機器・システムを効率良く運転するためのエコチューニング計画等を策定し、さらに「①計画→②実践→③効果検証→④改善」のP-D-C-Aサイクルを実践並びに指導することによって、消費されるエネルギーを削減する技術者。

第二種エコチューニング技術者

建築物におけるエコチューニング計画等に基づき、その建築物の特性を踏まえて、設備機器・システムの運転管理設定や調整を実行する技術者。

4.エコチューニング技術者の資格認定を受けるためには

第一種エコチューニング技術者

エコチューニング技術者の資格認定を受けるためには、それぞれ次に示す手順にしたがって資格講習会修了試験・実技試験課題審査等を受け「合格」しなければなりません。

資格認定の有効期間は5年(認定を受けた日から5年を経過した日の属する年度の3月31日)で、認定の更新は、エコチューニング推進センターが開催する「更新講習」を受講することで更新することができます。

Step1 資格講習受講申請

・資格講習受講申込書類が受理されたら、申込者本人宛に第一種エコチューニング技術者資格講習会の「受講票」と「テキスト」および「オンライン講習受講マニュアル」が送付されます。

Step2 資格講習受講・修了試験

・エコチューニング推進センターがオンラインで実施する「第一種エコチューニング技術者資格講習」を受講し、すべての講義科目の視聴が終わった後に、オンラインで「修了試験」を受けます。

Step3 修了試験結果通知

・エコチューニング推進センターより修了試験の結果及び合格者には「実技試験課題」の提出スケジュール等が申込者本人宛に郵送にて通知されます。

Step4 実技試験課題の作成、提出

・申込者が所属する企業が管理されている建築物または省エネ診断などを実施された建築物を対象として、1年間の「エコチューニング実践計画書」を作成し、エコチューニング推進センターに郵送により提出します。
・「エコチューニング実践計画書」の作成にあたり、申込者が所属する企業が管理されている建築物または省エネ診断などを実施された建築物で少なくとも過去1年間のエネルギー消費データが必要となります。
・「エコチューニング実践計画書」の作成方法は第一種エコチューニング技術者資格講習会において説明されます。

Step5 実技試験課題審査

・提出された「エコチューニング実践計画書」により実技課題が審査されます。

Step6 認定

・エコチューニング推進センターより実技試験課題審査結果及び合格者には「第一種エコチューニング技術者認定証」並びに「第一種エコチューニング技術者認定カード」が交付され、申込者本人宛に通知・送付されます。

このように、「第一種エコチューニング技術者」の資格認定を受けるためには、「修了試験(択一問題、論述問題)」と「実技試験課題審査」に合格しなければなりません。いずれかの試験・審査で不合格となった場合は、翌年度に限り「修了試験」不合格者は「修了試験(講習会受講免除)」から、「実技試験課題」不合格者は「実技試験課題(エコチューニング実践計画書)の作成」から資格認定に再挑戦することができます。

第二種エコチューニング技術者

Step1 資格講習受講申請

・「エコチューニング技術者資格講習会受講申込書」、 「実務経験証明書」、「エコチューニング技術者資格認定に関する誓約書」、 「所持資格等を証明する免状等(写)」、 「受講料振込票(写)」等資格講習受講申込書類一式をエコチューニング推進センターへ郵送により申し込みます。

・資格講習受講申込書類が受理されたら、申込者本人宛に第二種エコチューニング技術者資格講習会の「受講票」と「テキスト」および「オンライン講習受講マニュアル」が送付されます。

Step2 資格講習受講・修了試験

・エコチューニング推進センターがオンラインで実施する「第二種エコチューニング技術者資格講習」を受講し、すべての講義科目の視聴が終わった後に、オンラインで「修了試験」を受けます。

Step3 修了試験結果通知

・エコチューニング推進センターより修了試験の結果が申込者本人宛に郵送にて通知されます。

Step4 認定

・エコチューニング推進センターより修了試験結果通知及び合格者には「第二種エコチューニング技術者認定証」並びに「第二種エコチューニング技術者認定カード」が交付され、申込者本人宛に送付されます。

このように、「第二種エコチューニング技術者」の資格認定を受けるためには、「資格講習会」を受講し「修了試験」に合格しなければなりません。試験で不合格となった場合は、翌年度に限り「修了試験(講習会受講免除)」から資格認定に再挑戦することができます。

5.エコチューニング技術者資格講習会の受講資格

エコチューニング技術者資格認定制度は、エコチューニング推進センターが運営しています。

エコチューニング推進センターは、環境省が策定した「エコチューニング認定制度運営ガイドライン」に基づき、エコチューニング認定制度を運営するための事務局であり、公益社団法人全国ビルメンテナンス協会が選定されています。

第一種エコチューニング技術者

次のA・Bいずれかの要件を満たしていなければなりません

AB
①技術士(建設、電気電子、機械、衛生工学)
②エネルギー管理士
③建築設備士
④電気主任技術者
⑤ボイラー技士(特級、一級)
⑥冷凍機械責任者(第一種、第二種)
⑦建築物環境衛生管理技術者
⑧1級ビル設備管理技能士
⑨設備設計一級建築士
上記のいずれかの資格を所持し、建築物のエネルギー管理に関する実務経験※が概ね1年以上であること。
第二種エコチューニング技術者資格取得後、建築物のエネルギー管理に関する実務経験が2年以上であること。

※建築物のエネルギー管理に関する実務経験とは、次の(1)~(3)のいずれかの業務に該当します。
(1)ビルの設備(電気・空調・給排水衛生設備等)の維持管理業務
(2)ビルの運営管理に関して、維持管理業務を指示、監督する業務
(3)ビルの省エネルギー等に関する診断・コンサルタント業務

第一種の実技試験について
 ※1実技試験は、エコチューニング実践計画書を作成していただきます。従って、管理されている建築物または省エネ診断などを実施された
  建築物で少なくとも過去1年間のエネルギー消費データが必要となります。
 ※2実技試験課題の様式は、次のとおりです。
  【様式】エコチューニング実践計画書(PDF)

第二種エコチューニング技術者

次のA・B・Cいずれかの要件を満たしていなければなりません

ABC
①技術士
(建設、電気電子、機械、衛生工学)
②エネルギー管理士
③建築設備士
④電気主任技術者
⑤ボイラー技士(特級、一級)
⑥冷凍機械責任者(第一種、第二種)
⑦建築物環境衛生管理技術者
⑧1級ビル設備管理技能士
⑨設備設計一級建築士
上記のいずれかの資格を所持していること。
①2級ビル設備管理技能士
②電気工事士(第一種、第二種)
③二級ボイラー技士
④第三種冷凍機械責任者
上記のいずれかの資格を所持し、ビルの設備(電気・空調・給排水衛生設備等)の維持管理業務の実務経験が1年以上であること。
ビルの設備(電気・空調・給排水衛生設備等)の維持管理業務の実務経験が3年以上であること。

また、第一種、第二種ともに実務経験年数は、資格講習受講申請受付期間の最終日現在での実務経験年数とします。

1.「エコチューニング技術者」であることを証明する認定証(A4版)及び認定カードを交付いたします。
2.名刺等に「エコチューニングロゴマーク」を使用することができます。
3.希望によりエコチューニング推進センターのホームページ資格者名簿に記載し、公開いたします。

7.エコチューニング技術者資格講習会の受講料等

エコチューニング技術者資格講習会の受講料等は次のとおりです。

種別受講料金備考
第一種エコチューニング技術者93,500円(消費税込)テキスト代含む
第二種エコチューニング技術者55,000円(消費税込)テキスト代含む
第一種エコチューニング技術者認定更新
第二種エコチューニング技術者認定更新
16,500円(消費税込)資格認定の有効期間(5年)の更新時の講習費用
資格講習修了試験再受験※15,500円(消費税込)
実技試験課題再審査※211,000円(消費税込)
認定証書再交付5,500円(消費税込)

※1:前年度の「資格講習修了試験」に不合格となり、翌年度の「資格講習修了試験」を受験する場合に適用されます。
※2:前年度の「実技試験課題審査」に不合格となり、翌年度の「実技試験課題審査」を受ける場合に適用されます。
注:第一種エコチューニング技術者資格認定講習修了試験不合格者で、翌年度の資格認定講習修了試験から再受験する場合の「資格講習修了再受験料」及び「実技試験課題再審査料」は、申請時に一括納付することになります。

8.エコチューニング技術者資格講習会のカリキュラムとテキスト

エコチューニング技術者資格講習会は、それぞれ次のカリキュラムによりオンラインで実施します。また、第一種エコチューニング技術者資格講習会、第二種エコチューニング技術者資格講習会ともに、テキストはエコチューニング技術を体系的に整理した専用のテキスト(発刊:エコチューニング推進センター、監修: 一般社団法人 日本ビルエネルギー総合管理技術協会)を使用します。

第一種エコチューニング技術者

第二種エコチューニング技術者