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 2022.11.09更新

【動画公開】エコチューニング事例発表会
~ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO2022~

ビルメンヒューマンフェア&クリーンEXPO2022において、「設備機器の運用改善『エコチューニング』で省エネを実現」というテーマで、 エコチューニングによる省エネに取り組んでいる企業3社の設備機器の運用改善等による省エネ実現の事例が紹介されました。 この企業3社が発表した事例には、これからも続くエネルギー価格高騰による建物管理コスト増加に対する解決策のヒントがあります。
今回の講演内容の概要と発表会の模様を録画した映像を公開しますので、ぜひ、ご視聴ください。
(映像ではスライド画面が見づらいと思いますので、配布資料をダウンロードしてご覧ください。)
また、12月には3社の取り組みについて詳細な取材結果をホームページに公開致します。

▼事例発表会開始時の様子

▲動画内、発表開始時間
6:40~  三幸株式会社 兒玉憲明 氏
35:25~ 株式会社イーアンドイープラニング 鈴木基 氏
58:25~ 日本空調サービス株式会社 外崎洋 氏

配布資料はこちらをクリック

発表内容のご紹介


これからのエコチューニング 取り組み方・進め方

登壇者:三幸株式会社 兒玉憲明 氏
兒玉氏は、地球温暖化による「気温の上昇」「海面水位の上昇」「農業・漁業」などへの差し迫った危機に言及し、 建築物が消費するエネルギーを削減するエコチューニングの必要性が説明された。
そのうえで、これからのエコチューニングは、現場技術員による運転監視に頼るだけでなく、 安価になったIOTツールやアプリケーションを使った遠隔監視とリモート操作による機器制御を併用することで、 より効率化することの重要性が述べられた

「成果報酬型省エネチューニング」サービス概要と事例紹介

登壇者:株式会社イーアンドイープラニング 鈴木基 氏
株式会社エーアンドイープランニング社長の鈴木氏は、カーボンニュートラルに向けた取組みは今後も加速するとしたうえで、 顧客のニーズによって省エネ対応が違ってくることを理解する大切さが説明された。
実務をビル管理会社と協力しコンサルという立場から設備機器等の運用改善による省エネ計画を提案する。業務報酬は、 削減した光熱水費の一定割合とする「成果報酬型」契約に基づき実施され、2020年から実施された「京王電鉄 調布駅」等で行われた 運用改善による省エネの内容が発表され、当該取り組みに対して2021年度「省エネ大賞 経済産業大臣賞」に選ばれたことが報告された。
現在、京王線八王子駅やその他駅施設で実践が続けられ、不特定多数の方が利用する施設における運用改善手法が興味深く語られた。

設備管理の視点から見る省エネ
~セントラル空調における「余分」と、インバータチューニング~

登壇者:日本空調サービス株式会社 外崎洋 氏
日本空調サービス株式会社の外崎氏は、設備機器の内で冷凍機など熱源機(作る)と冷温水ポンプなど搬送設備(送る)に、 建物所有者や利用者には気づきずらい「余分」が隠れていると指摘した。 この「余分」を取り除くためにはエコチューニングが必要で、専門技術者の技術力が欠かせないと説明された。
特に「送る」設備に設置されるインバーターによる省エネ効果は大きく、その効果を引き出すためにインバーターをどのように取り扱ったらよいか、 病院で実施された事例に基づきその効果が説明されている。

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