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 2023.03.22更新

電気料金値上げの動向について

高圧電力と特別高圧電力の電気料金算定式

高圧電力と特別高圧電力の電気料金は、以下の算定式で決められています。

電気料金⇒基本料金+電力量料金+再生可能エネルギー発電促進賦課金※1

基本料金⇒基本料金単価(税込)×契約電力×(185-力率*)/100
 *力率は、正常に管理されていれば85%~100%となり、基本料金は0%~15%割り引かれます。
電力量料金⇒電力量料金単価(税込)×使用電力量±燃料費調整額※2

※1 再生可能エネルギー発電促進賦課金⇒3.45円/kWh(東京電力2023/5~2024/4)
※2 燃料調整額⇒東京電力の場合は下表のとおり(各電力会社によって違っている)



▼2023年3月31日に契約期間満了日を迎える場合、2023年4月1日より適用される燃料費調整額 基本的な表の作成               
燃料費調整額 激変緩和措置反映前激変緩和措置反映後
高圧供給 4.40円/kWh0.90円/kWh※
特別高圧供給4.26円/kWh
※国の電気料金激変緩和措置により、値引き単価(高圧供給:3.50円/kWh)が含まれています。特別高圧供給は対象外となります。

▼2023年4月1日以降に契約期間満了日を迎える場合、2023年4月1日より適用される燃料費調整額 基本的な表の作成               
燃料費調整額 激変緩和措置反映前激変緩和措置反映後
高圧供給 9.90円/kWh6.40円/kWh※
特別高圧供給9.77円/kWh
※国の電気料金激変緩和措置により、値引き単価(高圧供給:3.50円/kWh)が含まれています。特別高圧供給は対象外となります。


高圧電力・特別高圧電力の電気料金単価の推移

下のグラフは、事務所など業務用建築物が多く契約している高圧電力・特別高圧電力の電気料金単価(全国平均)が、 2021年10月から2022年9月までの1年間でどのように推移しているかを示したグラフです。
※「電力・ガス取引監視等委員会」が集計した、電力供給地域別の販売電力量と販売額に基づき、 月々の電力料金単価を計算している。(電力供給地域によって、電力料金単価は違います)
1年間で高圧電力は49.1%、特別高圧電力で68.8%も上昇していることが分かります。 電気料金算定式からも分かるように、電気料金の上昇はこれからも続きます。
初期投資を必要としないエコチューニングによる光熱水費の削減対策は、建物の維持管理コストの低減に役立つはずです。    


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