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省エネ省エネって言われるけど、オフィスの節電や空調温度設定ではなかなか結果が出ない… 光熱水費も全然変化がない…
建物の省エネには、皆様オフィスワーカーが実施する、「見える省エネ」と建物の裏で動いている設備機器の管理による「見えない省エネ」があります。
設備管機器の管理に携わる業務を「設備管理業務」と言います。
そして、「エコチューニング」は通常の保守点検を行う設備管理業務と併せて、冷温水などを利用した冷暖房設備・換気設備・電気設備・そしてプロの目でなければ見えないビルの裏の裏まで、徹底的に診断したうえで「エネルギーのムダ」を洗い出し、改善計画を立てる業務です。
ポイント:設備管理業務って何?
設備管理業務は、ビル内にある数多くの設備機器の運転・監視、点検、整備、保全および記録の分析・保存をする業務です。
最近のビル設備機器は、コンピュータによって管理され、ほとんどが自動的にコントロールされ、監視も中央監視盤で行われるようになりました。
電気・空調関係の設備をはじめ、各種ビル設備を運転するためには、それぞれ個々に法定の資格者が必要とされていますが、このようにビル設備がコンピュータ化され、システム化されてくると、設備機器全体に対する知識を持ち、その有機的連関をコントロールする技能が必要になってきました。
さらに、世界中で地球温暖化の抑制が叫ばれ、脱炭素社会の実現に向けた取り組みが進められるなか、空調や照明など多くのエネルギーを消費するビル設備機器の適切な運用は社会の要請となっています。
例えばどんな「エネルギーのムダ」があるの?
現代のビルは冷暖房設備・換気設備・電気設備などの装置を複雑に組み合わせて快適な環境を作り出しています。
その中でも、冬の暖房期や夏の冷房期に稼働している熱源機や空調機が消費するエネルギーは、建物全体の40%を占めています。それら設備のエネルギー消費を促す負荷の内30%が外気による負荷です。
その冷暖房期に、多くの建物で見受けられるのは、外気を多く取り入れすぎていることです。例えば、冬季に、暖房を始めると同時に冷たい外気が取り入れられてしまうことや、誰もいない夜間に換気が行われ早朝の室内空気が冷え切っていることがあります。そうすると、快適な室内温度を維持するために、熱源機や空調機を必要以上に稼働させることになってしまいます。
こうした間違った設備機器の運転方法を止めて、適正な運転に調整すると、電気・ガス・油などのエネルギー消費量が削減され、光熱水費は減少します。その削減率は、平均7%ほどを想定することができ、エコチューニングによる設備機器の運用改善が継続されることで、エコチューニングを行わなかった時に比べて、毎年光熱水費の7%が純利益へと転換します。
もちろん、オフィスフロアのエアコンの設定温度の見直しや、エレベーターでなく階段を使うなど、個人や会社単位で手軽に取り組める省エネもたくさんありますが、限度があります。ビル全体の運用を見直して、長期的に環境改善に取り組むのがエコチューニングです。
ビルの省エネのプロフェッショナルである、エコチューニング事業者は、それぞれのビルの条件や特性に合わせて、とことん「エネルギーのムダ」をなくします。
是非、地球にも財布にも優しいエコチューニングをご一緒に始めてみませんか。